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2005再考。
さて、2005年も間近に迫ってきましたが、果たしてダンボール棚はいかがなものなのでしょうか??





もう今週はデザインの事しか考えられなくて、色々考えてます。
そもそもシステムデザイン学科は、広い意味で言えば環境とか福祉とか、
そういった「デザインによって社会的貢献をする」のが目的な気がしてきて。
そういった考えの元では、美しさとかはあんまり評価の基準にならないのかなって
思ってみたり。

今日、つるてつとグッドデザイン章受賞商品をネットで見ていてたんだ。
ソニーエリクソンの、preminiっていうのがあるんだけど、受賞されてたんだ。
preminiのすごいとこは、今トレンドのカメラをなくすというリスクを負ったものの
あそこまで小さくしたっていう技術のすごさと、製品・広告・CMが
緻密で独自な世界観で統一されてたこと。
でも、一方では人の使う立場にたっていないかっこよさ追求のデザインなわけじゃん。
それでも選ばれちゃうんだっていうとこに複雑な思い…。

大島先生は「自分の欲しいもんを作るのはデザインじゃない。アートだ」と
言ったそうです。確かに、それは自己満です。
でも、万人に受け入れられたり、先生からの評価がよいものが、
いいデザインかというと決してそうでもないんだよね。

そんなことを言ったら、talbyなんて、マークニューソン本人が言うように
あれは自分が欲しいケータイをデザインしただけだから、
デザインじゃなくてアートになっちゃうんだ。
そこに需要があるからデザインなんだと主張したら、デザインはおしまいです。

近頃マツケン、つるてつ、やっさんの言葉がとても強く、重く、そして興味深く
感じられます。ありがとう!!
本当に、悩みます。



話は変わってダンボール棚について。

マツケンと話してコイツを「JICOMAN2005」っていう名前に変えちゃおうかな
ってくらい「やっぱ自己満なのかなぁ」って悩んでいますが、
とりあえず、棚です。

特徴としては、以下の通りです。

・白色ダンボールの素材感、硬度を活かした
よくある語り文句ですが。。。普通の再生紙ダンボールには、独特の風合いと
やわらかさがあると思うんですが、このダンボールには全くそれがない。
シャープで、キメ細やかで、すごく硬い。
硬いということは、あえて曲げない方がいいと思うんです。
それより、面を大事にしたいと思いました。
それから、この硬さを活かして、できるだけ細く、細く…。
これはスチロールでは絶対にありえないことだと思います。
エッジを丸めたのは、安全性の確保(ぶつかってもいたくない)と
素材感とのギャップです。好みの問題でもあります。

・2005年にデザインされたということを強く主張した
これは、やっぱり自己満足の領域なのですが、
「自分は2005年に、はじめてそれらしい作品を作った」っていうのが
後々まで残るのが、すごくいいなと思いました。
またこの2005の文字には強さとシンメトリーな美しさがあると
感じました。

・フルートの強度を活かし、天板に本物のガラスを使用した
こいつはすごいです。切って立てて上から乗っても壊れないんです。
この強度を活かして、本物のガラスを置くことにしました。
これは上に述べたように、素材感と美の追求です。
何故ダンボールを使わなかったかというと、2005という文字を
浮かび上がらせる為には透明な素材が必要だと思ったからです。

・中央の二つの「0」がブックエンドの役割を果たす。
0の部分は自由に動かすことができるので、ブックエンドとしての
機能を果たすこともできます。

まぁそんな感じかな?
みんなはどんなん作るのかな?楽しみだなぁ
by subrow3260 | 2004-12-08 00:39 | デザイン
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